株式会社デンソー北海道

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2025/12/24

「ポン付け」で設備環境をリアルタイム監視する                          センシングシステムの開発連携について

~北海道経済産業局のマッチングで、AWL株式会社と開発連携を実現~

株式会社デンソー北海道(本社:北海道千歳市、社長:輿石 将次)は 、リアルタイム工場監視システムの主要機能となる複数センサ統合解析システムの開発に向けて、北大発認定スタートアップ企業であり、画像認識のコア技術開発と エッジAI カメラソリューションを提供するAWL 株式会社(札幌本社:北海道札幌市、代表取締役社長 兼 CEO:北出 宗治、以下「AWL」)と開発連携を進めていることをお知らせします。

▮背景と目的

近年、製造業における安全管理や品質保証の高度化は、労働力不足や生産効率向上の観点から喫緊の課題となっています。その中で、火災や煙の早期検知は従業員や工場の安全確保に加え、生産装置への被害を最小化し復旧を早める重要課題の一つであり、リアルタイムでの監視と異常検知が不可欠です。一方で、従来のクラウド依存型監視システムでは、通信遅延やネットワーク負荷の課題で即時対応が困難でした。また、人による分析・判断を必要とするケースが多く、労働力不足の解決とは相反することも課題です。

当社とAWLが開発を進めるシステムは、エッジAI を活用してクラウド依存を排除し、工場内ネットワーク上で完結する低遅延かつ高信頼性のアーキテクチャを採用。さらに、電源及び信号線の配線工事不要で長期間運用可能な「ポン付け」型デバイスとなっており、導入負荷を大幅に軽減し、様々な工場環境での迅速な展開を実現します。これにより作業者のリスクをリアルタイムで検知し、事故防止に寄与することで安全性を向上させるとともに、異常発生時の迅速な対応によって生産ライン停止のリスクを最小化し、生産効率の改善に貢献します。 また、将来的には多様なセンサとの連携により、ガス漏れ検知、設備異常や電流等のエネルギー監視など、無人でより幅広い安全管理機能を提供することを目指しています。

■開発連携の意義 

本プロジェクトは、北海道経済産業局が推進する「地域企業間マッチング支援」により、デンソー北海道とAWLが連携し、工場DX の加速と安全性向上を目指す取り組みとなっています。デンソー北海道が主体となり道内企業と連携して開発・生産したセンサで取得するデータを、AWL が提供する先端エッジAI 技術で活用する枠組みであり、地域産業の競争力を強化し、製造業のDX を加速させる重要な一歩となります。

この連携は、北海道発のイノベーションが国内外の製造業に広がることを期待される象徴的な事例でもあります。

【お問合せ先】  担当者名 大久保、野中  (dnhk-soumu@jpgr.denso.com