株式会社デンソー北海道

解析ができるスタッフ
を育成し、生産現場を
パワーアップさせたい。

[ 技能職 ] 野田 渉太 2011年入社

インタビュー画像1

不良の原因を解明し、
製造工程の課題を解決。

2019年にできたばかりの工場革新課に所属しています。ここでは、生産される製品の不良の原因を調査し、対策を行うことがミッション。不良を防ぐことで時間や材料原価のムダを省くことができ、利益アップにつながります。印象的だったのは、月に300万円の損失が出ていた不良を分析したケース。センサチップなどを収納する「ハウジング」という箱状の部品が、製造中に割れてしまうのです。「どれくらいの寸法誤差があると割れてしまうのか」などを分析し、加工する圧力を微調整したり、部品の調達先のメーカーに誤差の少ない部品供給を依頼するなどして対策しました。工場の各部門から「不良が出る原因が分からないのでなんとか調査してほしい」と頼りにされるポジションなので、やりがいは大きいです。

インタビュー画像2

解析技術の「先生」に。

私たちが持つ解析技術を、モノをつくる現場の人たちが持っていれば、改善活動がよりスムーズになる。それを実現するために、解析技術をレクチャーする「先生」としての役割も担っています。電子顕微鏡や、構成元素を調べることができるX線分析器、細かな繊維の混入を検出する機器などの使い方や、製品を切断して断面を解析する手法などを現場スタッフに教えています。本来は誰でもできるような業務ではありませんが、誰でもできるように業務を細分化してかみ砕いて伝えるようにしています。私も元々は普通科出身で、技術的な専門知識がない状態から、イチから学ぶのが楽しかったです。そんな楽しさを、より多くの人に伝えていきたい。私のノウハウを共有することで、現場の改善活動をサポートしていきたいと考えています。

河野 一美の写真

河野 一美
2008年入社

製造現場では女性も活躍!
女性初の班長になりました。

製造業の現場というと男性のイメージが強いかもしれませんが、デンソー北海道では女性もたくさん活躍しています。センサという小型の部品をつくる工場なので体力的な負担は少ないですし、現場は非常にクリーンなので女性でも抵抗が少ない環境だと思います。私は圧力センサの製造ラインで、不良がないかをチェックする外観検査を担当。一つひとつの製品を、顕微鏡で確認しています。品質を守る最後の砦のような存在なので、集中して仕事に取り組んできました。2008年に入社してからの頑張りが認められ、製造現場の女性では初となる班長を任せてもらいました。不良品を減らすための改善活動にも積極的に関わるなど、今後もいろんなことに挑戦していきたいと考えています。